11/15/2024

令和6年11月15日 目師会:七五三と蕪(かぶ)

 昨日11月15日は目視会(もくしえ)が奉修されましたので私も参詣してまいりました。
目師会(第三祖日目上人御報恩法要)
 第3祖日目上人(にちもくしょうにん)は、問答が大変上手なお方でした。また大聖人や第2祖日興上人に代って天皇や将軍に国家諌暁(こっかかんぎょう)の申状(もうしじょう)を奏上すること、実に42度にも及ぶと伝えられます。大聖人のおそばで常にお給仕に励んだお姿は、末代の僧俗すべての鏡として長く門葉の讃仰するところです。
 そのご高徳を拝する末弟信徒は、報恩の誠を尽すため、祥月命日の11月15日に日目上人御正当会を奉修します。これが目師会という行事です。
 日目上人は、身延山において日興上人には無論のこと、大師匠の日蓮大聖人にもご入滅の日まで常随給仕し、大聖人から甚深の法義を授けられました。
 弘安5年10月、大聖人がご入滅された後も、常に2祖日興上人に仕え、日興上人が正応2年(1289年)謗法の山となった身延山を離れ、富士上野に移られるに当っては、その片腕として大いに日興上人を助けました。
 日目上人がなされた公家、武家への数々の国諌は、大聖人、日興上人の志を奉じ、じつに勇猛果敢にして、その生涯をかけての闘いでした。
 この日目上人の身命をなげうって広宣流布(こうせんるふ)に努められたご精神は、永遠に受け継いでいかねばなりません。本宗においては、法のため、国のため、一切衆生救済のため老体をもかえりみないこの不惜身命の尊い行体を鑑とし、ご報恩の法要を真心をもって奉修しているのです。
 総本山では11月15日は勿論のこと、毎月15日にも御影堂(みえいどう)において法主上人ご出仕のもと、日目上人ご報恩の法要がおこなわれています。
 
 平日のやや朝早くからということもあったからでしょうか、参詣にこられた方は少なめでしたが、一生懸命読経・唱題を御本尊様にお供えさせていただきました。よかったです。
 御住職からご法話もいただきました。

 『日目上人様は、宗祖日蓮大聖人を大師匠とし、第二祖日興上人様を直接の師匠として幼少の頃に出家得度され、両尊の御教導のもと実の子供のように育たれましたが、奇しくも、日目上人が御遷化された本日11月15日は、子供の成長を祈る七五三の日なのです。』
 『このことから、古来、日目上人は子供の象徴とされ、目師会には我が子や孫と一緒に参詣し、子供達の健やかな成長と法統相続を祈る伝統が本宗にあります。』
 日目上人の御命日が七五三の日と同じだったとは、気づけば気づくことなのですが、私は足りない人間なので言われるまで全く気づきませんでした。また、日目上人が蕪を好物とされていたこともはじめて知りました。蕪は栄養が豊富で胃腸にも優しいですよね。

 私には大きな子供がいます。とっくに七五三の年齢をすぎていますが、この世で人として成長するのは人生が終わるまで続きます。子供たちがその人生を送る中で、しっかりと健やかに成長してゆくことを祈ります。もちろん、私もまだまだ欠けが多い者。私自身の成長も一緒に祈ってゆきたいと思います。

 そして思えばどのように思う親でも、特別な縁があってその親から生まれたのは自分。これは変えようのない事実ですし、親自身も人生を終えるまで成長し続けてほしいと願います。子供たちの成長を願うとともに、この親にも南無妙法蓮華経を送り続けてゆきたいです。

 参詣の後、他のご信徒さんを駅まで車でお送りして、家庭訪問とリーフレットの配布を少し行ってから帰りました。お仕事中の方お忙しい中ありがとうございました。なかなか実りませんが、広宣流布のためこつこつと続けさせていただきます。

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